2017年新卒社員インタビュー/ staff interview

プロジェクトマネージャー
E.L.
2017年4月入社
トゥールーズ ジャン・ジョレス大学 語学部卒業
得意言語 : フランス語、英語
出身 : 日本/フランス

どのような仕事をしていますか?

翻訳と通訳のコーディネート、そして翻訳の校正も行っています。
私は日本語とフランス語が母国語のバイリンガルなので、急ぎの案件でフランス語の翻訳をすることもあります。分野的にはアパレルや化粧品、観光関連の案件を担当することが多いです。

仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?

やはり自分の得意なフランス語の案件を担当している時ですね。
日本のレストランやパン屋さん、アパレルショップなどで怪しいフランス語をよく見かけて、思わず笑ってしまうことがあります。せっかく自分が携わる以上は、フランス人がみてもおかしくない洗練されたフランス語を提供できるよう心掛けています。

印象に残った仕事は?

最近、ナレーションの吹込みを経験しました。

フランス語を母国語とする男性ナレーターが見つからなかったので、急遽自分の音声を録音してサンプルとしてお客様に提供したところ、私の声が採用され、自ら収録を行ったんです。

アミットでは社員が自ら通訳者やナレーターとして現場へ出向くことは基本的にないので、かなりイレギュラーなケースでしたが、とてもよい経験をさせてもらいました。

ナレーターの立場から、収録作業の流れを経験できたのも、今後ナレーション案件を担当する上でよい勉強になりました。

フランスと日本で働いて、文化の違いを感じることはありますか。

やはり態度やマナーが違いますね。
フランスでは物事をストレートにきっぱりと言うのが当たり前ですが、日本でそのように振る舞うと、相手にキツい印象を与えてしまうことがあります。なので、意識してなるべく丁寧な言い方、振る舞いを心掛けるようにしています。

フランス語を扱う上で注意すべきことはありますか。

フランス語は、文法はもちろん、表現力もハードルが高い言語です。フランス語を母国語とする人でも母音のアクセント等を間違えてしまうこともあり、スペリングも要注意です。
また、歴史上、英語と深い関係を持つ言語ですが、似た単語が違う意味を持つ事も珍しくないので、英仏、仏英翻訳の際は細かい点まで注意が必要です。

あと、カナダのケベック系フランス語の案件もたまにあるのですが、同じフランス語でもかなり違いがあります。例えば、フランスで「コンビニ」は 「Supérette」(小さなスーパー)と言いますが、カナダでは、「Dépanneur」(フランス語では修理屋という意味)と表現します。

また、フランスでは車はvoitureですが、カナダではchar(フランス語では戦車という意味)というなど、同じ意味でも単語が異なるものが少なくありません。

アミットの職場環境はいかがですか。

平日は残業することもあります。私は音楽が趣味で、フランスにいた頃からバンドをやっていたのですが、日本に来てからも休日はだいたい音楽活動に没頭しています。
週末のプライベートが充実しているからかもしれませんが、平日の残業もさほど苦になりません。ワーク・ライフバランスはよいと思います。

入社を希望される方へのメッセージをお願いします

私は15年以上フランスに住んでいましたので、フランス語を活かせる仕事を探していました。

アミットは思っていた以上にフランス語の案件が多いので、自分の強みを十分生かせていると思います。

また、日本で仕事の経験が無かったので不安もありましたが、社員の皆さんも気さくで優しい方が多く、すぐに馴染めました。
外国人スタッフも多く、異文化に触れたい方にとても向いている職場だと思います。
Nous serions heureux de vous compter parmi notre équipe !